読んだり書いたり

読んだり書いたり

ライター小花茉里のよしなしごと

2019年GWの記録

2019.4.27(土)

  連休初日。当初から混雑の見込まれる大型連休は出掛けず、引きこもって勉強する予定だった。積んでる新書をチラチラ読みながら過ごす。サークルの事務連絡あれこれやったり余裕来いてたら思いのほか読書がはかどらず焦る。

  あれも読めるこれも読めると興奮して『ヴィルヘルム・マイスターの修行時代』やらユダヤうんたらの新書と文庫色々とか手当たり次第開いてチラ読みして興奮する。どれも読み切れる気がしないが。

 

 

正義とは何か 現代政治哲学の6つの視点 (中公新書)
 

 

しばらく読んだ。フェミニズムだけ多少予習していたのでそこは割と読めたが、初めて読むロールズなどかなり難しく感じた。今他に読みたいテーマがあるため首っ引きで読む余裕がないので、折角勧めてもらったけど一旦返そうと決意する。

 

2019.4.28(日)

  遊びに行かないと言った矢先に阿佐ヶ谷ラピュタへ映画鑑賞へ。中村錦之助主演『関の弥太っぺ』 を観る。江戸時代のやくざ者映画だが、なかなか面白かった。夜はGionへ。

movie.walkerplus.com

 

2019.4.29(月)

  あまり読書が進んでいないので、心を改めて読書を進める。

  『フランケンシュタイン』(青空文庫)読了

www.aozora.gr.jp

 

2019.4.30(火)

 国立新美術館『トルコの至宝展』へ。オスマン帝国の至宝の展示が主だったんだけど、ここから「意匠が中国要素あり? あれ、オスマン帝国の交易と美術の特徴は? この時の中国は?」と何も知らない事に気付き、時間もあるしとうっかりイスラーム史の勉強を始めてしまう。

www.nact.jp

 

2019.5.1(水)

  出勤日。

 

2019.5.2(木)

  田山花袋『布団』(青空文庫)読了。

  私は心底男性に冷たいと思った。美人への憧憬を聞くだけでキレる。美人への憧憬には相反して非美人への蔑視が表裏になっていると感じてしまうからだけど。もっと寛容になりたい。

 

  高校世界史のイスラーム単元を開いたら単語が長くて馴染みが覚えられなくて泣きそう。おまけにちょっと進んだら王朝が乱れ咲いてて死にそう。完全にしくじった。でも、その内本命の欧州史で絡んで来てためになるって信じてる……!

   しかしこのへん頭に入って来たら、新書のイスラームの基礎知識がだいぶ頭に入りやすくなって来た。勉強すると効果はあると確信して自分を励ます。

 こんなに何も進まないのに散歩に行ったらうっかり古本屋に吸い込まれて『ボヴァリー夫人』『ゲーテ詩集』を買ってしまう。

 

2019.5.3(金)

   イスラーム史勉強がなかなか進まない。中学英語のおさらいも始めた。進まない。積んでいたプラトンの『饗宴』も読み始める。進まない。

 『フランケンシュタイン』がかなり私の心に食い込んで来ており、廣野由美子先生の「100分de名著 『フランケンシュタイン』」の録画をフル再生。『批評理論入門』も読み返す。しかし廣野先生のメイン研究はブロンテ姉妹やオースティンなのかな……。シェリー夫人をメインでやる研究者ってあまりいないのだろうか。

ところで『批評理論入門』に、脱構築批評が。おっと、デリダのお勉強忘れているぞ。

   市民講座でデリダ入門取っちゃったのに、デリダの勉強が全然進んでいない。とりあえず新潮の『デリダ 脱構築と正義』を読みつつ、ソフトカバーの哲学入門解説書みたいなのを併読書として喫茶店に行く。念願だった喫茶店読書をキメた。幸せだった。

 

 

デリダ 脱構築と正義 (講談社学術文庫)

デリダ 脱構築と正義 (講談社学術文庫)

 

 

 

2019.5.4(土)

  こんなやってるけど、今月末はアーレントの『暗い時代の人々』の読書会もある。読み終えられるのだろうか。がんばれ。

  昼まで英語の勉強して、午後から早稲田松竹アラン・ロブ=グリエの映画二本立て。『エデン、その後』『快楽の斬新的横滑り』。夕ご飯は早稲田のスペインバルで。

 

2019.5.5(日)

  あれ、もう後残り2日? 朝からイスラーム史のまとめノートを作り、午後、 慌てて『饗宴』を読む。プラトンの著書の中では短いし入りやすいと思うけど、ゼロから状況を理解するのなかなか骨だわ。

  『饗宴』の情報を追っていて腹立たしい記事を見てしまう。これは一回脱構築されたほうがいいかもしれんなどとよくわからない浮かれ方をして、プラトン脱構築してフランス全土(学術界)を敵に回したデリダの勉強に力を入れる。しかしどんなに力を入れてもすぐにわかるものではないよね。それはそうだよ。それで普通だと自分を鼓舞する。なんでもすぐわかったような気にさせる解説するメディアがにくい。プラトンでそれやった〇〇が腹立たしい。

 

饗宴 (光文社古典新訳文庫)

饗宴 (光文社古典新訳文庫)

 

 

2019.5.6(月)

 ついにGW最終日である。明日から会社だと思うと一日鬱だった。しかも今日、文学フリマか。思い切って7日も休暇とって6日を遊び倒す日程にしたらよかった。

 文学フリマは結局行っていない。欲しい本は事前通販と人に買って来てもらって済んだし。

 しかし文学フリマすごいな。参加している人達がハイレベルですごい。かつて「自分と同じ空間に存在するのだろうか」とこの世のものとは思えなかったつわものの読み手書き手がごろごろと。しかも知識で殴らない系の。アンチ・マッチョタイプの。

 知識マッチョとだけはもう関わりたくない。それがいやで一人読書をずっとしていたのだ。

 まあまたそんな話は改めて。

 この日は具合も悪く、ほとんど1日寝ていた。勉強もあまり進まなかった。前日に読んだ『饗宴』の衝撃も強く、『饗宴』について考えるので精一杯。こんなに優れたギリシア哲学を、イスラームの学者は後年更に研究を進めたと聞けば、イスラーム史ももっと頑張って勉強せねばと励みになる。

 しかし具合が悪くて思うように作業が出来ない。心残りはアウトプットがあまりに少ない休暇だった事。もうすっかり放置状態のnoteに何か投稿しようと思いつくままに書き続ける。最初は「何故noteに書きたい記事がないのか」について書いていたらそのまま13,000字になった。しかし本当に単なる散文である。読み物としてもう少しなんとか成形出来ないかこねくり回してみようかな。

 

 ところで、私は国学者で唯一好きなのは上田秋成なんだけど。ウィキペディア読んだら上田を「ソフィスト」を見ている論者がいると知った。その後に『饗宴』読んだら本当にひどい悪口だわと感じる。もう日本文学に費やす時間はできるだけ減らしたいのだけど、上田秋成を追いたいなら本居宣長の事も知らなければならなくなるのかね。とほほ。私の今後の人生の残り時間、どう使って行こう。

 

bunfree.net