読んだり書いたり

読んだり書いたり

ライター白山羊ひつじのよしなしごと

2018.9.17(祝・月) 朝カポエイラ

 いつも夜の21時過ぎから深夜までがレッスン時間帯のカポエイラ。今日は祝日の時間変更ありで午前10時半からレッスンだった。いつもと違うクラスに出たので初めて会う人も何人かいた。
 メンバーがちょっと変わるのも楽しい。超初心者の私がおこがましいんだけど、普段見たことない動き方をする人が現れると勉強になる。こういう動きの人もいるのかと。この人による動き方の違いは、単に段位の違いなんだろうか。それとも一人一人の個性なのかな。

 先週はケイシャーダという後ろ回し蹴りを習ったのだけど、これが覚えられない。先生のお手本を見せてもらっても、どっちの足がどう動いているのか、いつ軸足と蹴り足が入れ替わったのかわからない。帰宅して他流派の動画を見つけて見てみても、何がどうなっているのか全然掴めない状態だった。

ケイシャーダ(基本の蹴りのひとつ)

youtu.be

 先生の説明と、稽古仲間で友人のAちゃんの「今の合ってます」の言葉を頼りに、なんとかやってみる。なんか変だけどとにかくしつこく動画を観て動きを追って再現に励んだ。

 次のレッスンでも上手くやれなかったのだけど、更にしつこく練習したらだいぶ慣れた。
 新しい簡単な動き(基本の動きジンガの応用の動き)を教わったが、私にその場でどうも覚えきれない。これも家帰って練習。いつか、もう少し慣れたらその場で覚えられるようになるのだろうか。決してむずかしい動きではないはずだし、私と同時期に練習を始めたAちゃんは、その場で覚えて出来るようになる。

 前半30分の演奏と歌の時間は、今までの歌に加えて新曲を習った。

youtu.be

 タイトルはないらしい。愛称で「カポエィラ ヴィンセール」と呼んだり、団体によっても異なるらしい。歌の意味は、「月夜の他流試合でカポエラが勝った。第一試合で柔術に勝った」みたい戦意高揚の歌。シンプルかつ勇ましい歌が多くて楽しい気分になるよ。
これまでの曲よりテンポが速い。私はタンバリンによく似たバンデイロという楽器を叩いてリズム隊。バンデイロに慣れる事が基本みたいだ。

 後半60分のカポエイラレッスンの私の目下の課題はこれ。

「ホレー コン アウー」

youtu.be


 ホレーが「回る」、アウーは「側転」。しゃがんで回転した避けの動きと、側転で移動する動きのルーチン。これを覚えてジョーゴ(組手)で使えるようにすること。

 側転は苦手ではないんだけど(上手くもないが)、体の使い方が下手くそでどうもこれやってるときに左足の付け根股内を痛めたらしい。時間の経過と共に痛みは引いているが、ほんにやわよのう……。ちょっと前はホレーで何故か腿の表が痛くなるという不思議な状態になっていた。痛まなくなったと思ったら次はそれか。技を繰り出すたびに負傷したりアキレス腱切ったりするジェロニモのごとし。人間だもの。

 強くなりたい。
 強くなって格闘技の勇ましさと、ダンスの艶っぽさ両方身に付けられるようになりたいわー。先生のように。

 帰宅したら右膝にあざも出来てた。なんだろうね。多分練習中だろう。足の付け根も痛むのでストレッチしたり、マッサージしたり。しかしおかしなもので、この傷がね、だんだん勲章みたいに思えて来る。頭大丈夫か。弱さの証だというのに。
 大学生の頃、他大の男子学生がサッカーで膝に穴を空けて「こんなの普通。なんともない」と言っていたのを思い出す。東大生だったはずなので馬鹿ではないから、本当に普通なんだろう。その記憶から、怪我も名誉に思えてくるんだろうけどこれは感覚としてやばいのでは。
 練習という戦いに挑んだことが名誉、でいいのかな。怪我して帰って来たということは、自分の現状より高い目標に挑んだというところが。そう考えると、このおかしな自信の湧き方もまともな根拠のように思えて来るが。

 帰りは昼時だったので、Aちゃんとランチ。

www.instagram.com


 東京屈指の繁華街だけど、いつも深夜に終電に駆け込んでどこにも寄りようがなかった。今日は人気店でハンバーグを食べてしまった。30分くらい行列に並んだけど、店でゆっくり出来ない事は目に見えていたので、行列中に積もる話をして待ち時間終えるのあっという間だった。久々に女友達と渋谷を満喫した気分。

 「カポエイラ」で動画検索すると男の先生と男の生徒ばかり出て来るけど、私のとこは先生も女性で生徒にも女性も多い。年代も幅広い。50代から20代までいる。男性は20~30代かな。男子は若いね。
 合気道も女性率高めの格闘技だけど、カポエイラはより攻撃的で女性もやってる格闘技。おまけにサンバと音楽や足の動きに近いものがあり、ダンスの要素も持っている。
 一回お試しで行って、先生の強い格好良さと女性らしい美しさのある動きにすっかり胸を打たれ、そして運動量の多さに爽快になり、すっかりハマってしまった。