読んだり書いたり

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ライター白山羊ひつじのよしなしごと

2018.10.29mon~10.31wed

2018年10月29日(月)

カポエラ行こうと構えていたけど、休みの日だった。

 

 

2018年10月30日(火)

  京橋の国立映画アーカイブにてコッポラ監督『ワン・フロム・ザ・ハート』(1982)を夫と鑑賞。『地獄の黙示録』の次回作品だそうな。ラスベガスに住む中年の男女カップルの破綻と再生を描く恋愛ドラマ。全編セットで撮影された映画であり、脚本も類型100連発の見事な「人工物」映画。フィーリングが合い、仲の良かった男女カップルが些細な事から皿の飛ぶ大げんかに発展し、破綻。お互いに新しい相手を見つけ(しかもお互いに元の恋人よりも美形度が高く人柄も良く将来性も高そうな)、新しい恋に夢中になる。しかし新たな幸せを手に入れたはずが、やはり元の恋人を忘れられない男が女を取り戻しに出る。女が飛行機で新しい恋人と遠くに旅立とうとするところを寸前で飛行場へ追い掛けに行く男。女を引き留めるために、泣きながら女の望む歌を衆人環視の中うたう男。それでも女は去り、残された男は女と暮らした部屋に一人戻って泣き濡れる。するとそこには、旅立ったはずの女が再び戻って来たのだった。独立記念日が交際確立日だったり、その記念日に破綻が起こったり、とにかく類型。それにもかかわらず、引き込まれて観てしまう。そこにこそ、私はコッポラや脚本や演技のすごさを実感した。

 

2018年10月31日(水)

  引き続き『親和力』を読む。ほか、一本入稿。